日曜日, 9月 17, 2006

asahi.com:悪の象徴「オロチ」を自動車に 「フェラーリ以上の外観」 - ビジネス

asahi.com:悪の象徴「オロチ」を自動車に 「フェラーリ以上の外観」 - ビジネス: "光岡自動車"



悪の象徴「オロチ」を自動車に 「フェラーリ以上の外観」


2006年09月14日15時58分


 国内10番目の自動車メーカーとして知られる富山市の光岡自動車が10月、新型車を売り出す。その名は「大蛇(オロチ)」。命名の元になった神話のヤマタノオロチは悪の象徴だ。商品に付けるには、製品開発に勝るとも劣らない悩みがあった。


[写真]

「入魂の儀」のため境内に並べられた光岡自動車の新車「大蛇」=8月29日、富山県の雄山神社で



 開発のきっかけは、同社が初参加することになった01年の東京モーターショー。出展の目玉としてフェラーリなどに負けぬ外観の車を、と意気込んだ。光岡進会長(67)が「少し毒を含んだアンチヒーローのイメージで」と提案。蛇をモチーフにした原画が描き上がった。名前はカタカナをあえて避け、「大蛇」に決めた。


 大反響を呼び市販化を決めたが、展示車は「公道走行は考えていない、言ってみれば彫刻」(同社開発部)。保安基準をクリアできるように、改良を重ねていった。


 思わぬ難問に気づいたのは、今年に入ってからだ。ヤマタノオロチは、娘を食らいスサノオノミコトに八つの首を落とされて退治される化け物。商品名としてはふさわしくない。日本書紀にも出てくる有名な神話だが、それまで誰も気にとめていなかったという。


 光岡会長は2月、出雲への旅に出た。出雲大社で話を聞いたが、やはりオロチは悪の権化。オロチの首があるともいわれる須佐神社にも参った。境内に蛇をまつる祠(ほこら)があった。


 「ただの悪ではない」と感じた光岡会長は文献を調べた。古事記では「高志之八俣遠呂智」と呼ばれ、出自を「高志(こし)」とする説を知った。「高志」は「越」に通じる。つまり富山を挟み新潟から福井にかけての地域だ。


 「結局、ぐるっと一周した感じ」。同社は8月末、新型車を富山県立山町の雄山神社に持ち込み、オロチが車に生まれ変われるように神事を頼んだ。光岡会長は入魂の儀を終え、「性能競争とは違う新しい価値観を発信したい」と話した。



日本書紀で出てくる八岐大蛇についてウィキペとかググって調べたりすると、当時の政府発行なんで出てくる悪とはつまり政敵だったり対立する部族だったりする、という見方もあるわけで、ならば異文化ないし単純な対立構造なわけで、別に純粋に悪というわけじゃないよね、という気がする。
まあ俺に返る値段ではないと思うが。光岡自動車のウェブサイトを見ると、オロチはまだ値段出してないなあ。ビュートもいいけどヌエラ以外と好きだな。なんか有機的な顔をした車が最近欲しいのね。なんで、セブンとかエイトとか(あートヨタのウェブサイトは見づらいなあってあれ何かあった気がしたけどないなあ)欲しいです。
ところでブログって編集面倒だなあ。